2011年6月4日土曜日

フェデラー対ジョコビッチ戦をみて

やはりキーポイントはファーストセットでした。

ファーストセット、ジョコビッチのやっていることは非常に単純で、フェデラーのバックに重いボールをフォアハンドで何度も打ち込み、ストレートに甘くくれば待ち構えたようにフォアハンドのアングルショット。というより角度をつけて叩き込んでいるような感じ。体を目一杯使って打っているからフェデラーのショット以上の速さを感じました。でもこれがひたすら炸裂しているんですよね。フェデラーがまったくボールに触れないということがしばしば。
ファーストセットはブレイクポイント数、ウイナーともにフェデラーが上回っていたものの、本当に必死になって走りに走って取ったセットでしたね。
4-5のサービスゲーム15-40は祈るしか無かったですが、これを切り抜けたのは非常に大きかった。
ここを落としたジョコビッチはまだ笑顔だったのですが、ここがジョコビッチにとっては大きなポイントだったのでしょう。

もう1つの大きなポイントはセカンドセットのファーストゲーム。0-30スタート。
これを取られたらセカンドセット1-6。セットカウント1-3敗退もあるかなと思いましたが、これを切り抜けるとペースは徐々にフェデラーへ。
回り込みフォアハンドや、ランニングフォアハンドダウンザラインが決まり始め、スライスをジョコビッチのバックハンドサービスライン付近に落とす等余裕が出て来ます。
精神的な余裕がファーストサーブの確率をぐんぐん上げていました。
反対にジョコッビッチはかなりナーバスに。ずっと連勝してきましたから、久しぶりに味わう精神状態だったのではないでしょうか。ショットの精度が目に見えて落ちました。あせりがショットを狂わせる。逆に精神的余裕がプレーの質を上げていく。

全てはファーストセット4-5の15-40。セカンドセットの0-30だったでしょう。

これを書いている今、実は試合が終わっていないんです。
セカンドセットの5-2フェデラーリード。
全てはフェデラーが勝利する事を予想しての内容になっています。

明日早いので試合結果はtwitterで確認しようと思います。
ストレートセットでフェデラーの勝利を期待して。
それでは皆さん、さようなら。

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