2011年7月27日水曜日

テニスナビでブログを始めることになりました

皆様ご報告です。
本日より、テニスナビさんでブログを始めることになりました。
これからはこちらのブログに移行します。
今後とも宜しくお願いします。


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酒井亮太

2011年7月5日火曜日

戦術の為のショットの選択


ITF Junior Thailandに選手を帯同して早11日目になりました。
今週から石井テニスアカデミーでプレーする村松勇紀選手もチームに加わり、非常に良い日々を過ごすことが出来ています。

今回帯同している選手の中の、村松選手・田沼選手は日本で活躍している選手の1人です。
彼らに主に常に伝えているのは、戦術を意識した上でショットの正しい選択をする事、戦術の為のショットの質をあげることです。
テニスは常に状況が変わるスポーツで、瞬時に正しい判断を繰り返して行わなければいけないスポーツです。その為の、状況把握、決定、実行を正しく行うことが常に求められています。

彼らから学ぶことも多く、私も日々勉強です。

2011年7月2日土曜日

切り返し



現在ITF Junior Thailandに2週間帯同している田沼諒太君のフォアハンドストローク。
切り返しのタイミングの良さと、リストワークが柔らかくてとても上手く打てています。
このようなリストワークを意識することで、ボールを潰す、尚かつきちんと回転をかけることが出来ます。ウインドミルを打つ際もこの様なリストワークを使用する事で、ナダルのようなヘビースピンに一歩近づくことでしょう。

ある程度脱力をしないと、ラケットヘッドはうまく落ちませんのでご注意を!!

2011年6月18日土曜日

駆け引きを楽しむ

バンコクは雨期まっただ中。
おかげで湿度が非常に高く、プレイヤーズクラスのレッスン中にTシャツを5枚着替えるという毎日を送っています。

最近の練習の中で取り組んでいるのが、バタフライドリル。
1対1のラリーの基本のドリルで、1人がクロス、もう1人がストレートに打ち分けるという内容で(色々なバリエーションあり)、打った後に常にダイレクションが変わるので双方が常に素早い動きと持久力を要求される練習です。
このバタフライドリル、クロスから始まりストレート、クロスと合計8球を続けた所からポイントをスタートする等、目的に応じて条件を加えて練習を行うことが多いです。
8球目まではプレースメントを重視してはいるのですが、ボールの球種、質、タイミングやペースといった駆け引きを行いながら、最後の8球目を待ちます。
このボールで一気にクロスコートに早いタイミングでボールに角度をつけてうつ、または相手がオープンコートをカバーするために戻ろうとしている所にダウンザラインを打つといったことが、相手との駆け引きとして考えられます。

相手が良いボールをダウンザラインに打ってきた場合は、こちらも自分が体勢を整えるための時間をかけたいのでスライスで返球しようとします。
アカデミー生の中には、スライスの構えをみてネットにするすると出てくる選手(これをスティールと私達は表現している)や、相手のスライスの構えをみて回り込みフォアハンドでボールを待つ選手がいます。
そういった選手の狙いをどのように外してやろうという駆け引きが最近の練習の醍醐味です。
かなりの運動量を求められるので非常にきつい練習なのですが、テニスは1対1で、対戦相手との駆け引きが要求されるスポーツであると実感できるとても良い練習です。

このバタフライドリル、初めての方は非常にきついので簡単にやって見て下さいとは言いませんが、これを毎日続けていたら間違いなくコート上でのスタミナがつきます。

ちなみにこのドリル初日、私はトイレ送りになりました。。。

2011年6月16日木曜日

嗅覚を育てる

サッカーで良く耳にする言葉の中で、「ゴールへの嗅覚」というのがあります。
得点機を嗅ぎ分けゴール出来る位置に動きシュートを決める、又は前に抜け出す仲間に決定的なパスを送るということが挙げれるでしょうか。

テニスでもチャンスを嗅ぎ分けるというのがとても大切になります。相手のバランスや状況を見て、ポイントを取るチャンスを逃さないこと。
その為には対戦中に相手をよく観察していなくてはいけません。

またチャンスだけではなく、ディフェンスの嗅覚も非常に大切になります。
相手の強打を事前に見極め、適切なポジション取りをすることで、そのチャンスの芽を摘む事も可能でしょう。

状況判断に優れた選手というのはこの両方の嗅覚に優れているのでしょう。

テニスは決して速いボールを打てれば、素早く動けるから勝てるわけではありません。
ノータッチエースを決めても1ポイント、ディフェンスで相手のミスを誘っても1ポイント。

私達の目指すテニスは守備性攻撃型テニスです。

2011年6月14日火曜日

子どもを育てる為に必要なこと

今読んでいる、前ジェフユナイテッド市原・千葉ジュニア担当コーチの池上正さんの「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」という本の中で何度もはっとさせられる文章に出会います。
その1部を要約して紹介します。
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指導者が自分の教えている子どもをJリーグで活躍する選手に育てたかったら、目先の勝利よりも子どもが本当に楽しめているかを優先すること。子どもが楽しめるよい練習、質の高い練習、100%の力と100%の力の前向きな気持ちでプレー出来る試合をさせてあげること。自分で考えてサッカーをやれる子ども達を沢山育てて下さい。そうすれば、自然と結果はついてくるでしょう。そして、その中から必ず将来プロの世界へ飛び立っていく子どもが出ていきます。

子どもが自分から進んでやるということが本当に大切。
サッカーが大好きだから、一生懸命サッカーをする。大好きだから興味がわき、どうしたら上達するか、試合でうまくいくか、色んな事を自分で気づいて考えながらやってほしい。そういった時間の中で子ども達は、間違いなく上手くなっていく。
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これを読んで頭の中のもやもやが一気に晴れた気がします。
育成に携わる指導者として、何を目指していけば良いのか、そして自分がどういう方向性で子ども達を育てていけば良いのかという具体的なイメージがすごく湧いて来ました。

中学校の教員を経てテニスコーチを始めて7年、指導者としてまだまだ勉強していかなくてはいけません。
「今この時期にこの本に出会えて良かった」と心から思います。

言葉のキャッチボール

海外から日本に電話をすると、たまに相手の話している声が遅れて聞こえるときがある。
皆さんも経験ありますか?

その時は、絶対に長電話をしようとは思えない。
会話というのは言葉のキャッチボールで、タイミングよく自分のグローブに戻って来ないとテンポが崩れてスムーズに話が進まない。

パソコンや電話で、文字を打とうとしていてその変換が遅れるというのも上記と同じ様な気持ちになってしまう。
Facebook、twitterといったソーシャルネットワークが全盛期の今、私も積極的に活用しようとしてはいるが数年前に購入したiPhone3Gでは、自分の気持ちと文字の変換やアプリを開くまでの時間にあまりにも差があり途中で断念することがほとんど。
これではどんどん時代に取り残されていってしまうという危惧から、iPhone4の白を購入した。
無駄にした時間を少しでも取り返そう。

物を購入した時は、こうやって自分を納得させることにしている。。。