2011年7月27日水曜日

テニスナビでブログを始めることになりました

皆様ご報告です。
本日より、テニスナビさんでブログを始めることになりました。
これからはこちらのブログに移行します。
今後とも宜しくお願いします。


テニスナビバナー





酒井亮太テニスナビブログ バナー




酒井亮太

2011年7月5日火曜日

戦術の為のショットの選択


ITF Junior Thailandに選手を帯同して早11日目になりました。
今週から石井テニスアカデミーでプレーする村松勇紀選手もチームに加わり、非常に良い日々を過ごすことが出来ています。

今回帯同している選手の中の、村松選手・田沼選手は日本で活躍している選手の1人です。
彼らに主に常に伝えているのは、戦術を意識した上でショットの正しい選択をする事、戦術の為のショットの質をあげることです。
テニスは常に状況が変わるスポーツで、瞬時に正しい判断を繰り返して行わなければいけないスポーツです。その為の、状況把握、決定、実行を正しく行うことが常に求められています。

彼らから学ぶことも多く、私も日々勉強です。

2011年7月2日土曜日

切り返し



現在ITF Junior Thailandに2週間帯同している田沼諒太君のフォアハンドストローク。
切り返しのタイミングの良さと、リストワークが柔らかくてとても上手く打てています。
このようなリストワークを意識することで、ボールを潰す、尚かつきちんと回転をかけることが出来ます。ウインドミルを打つ際もこの様なリストワークを使用する事で、ナダルのようなヘビースピンに一歩近づくことでしょう。

ある程度脱力をしないと、ラケットヘッドはうまく落ちませんのでご注意を!!

2011年6月18日土曜日

駆け引きを楽しむ

バンコクは雨期まっただ中。
おかげで湿度が非常に高く、プレイヤーズクラスのレッスン中にTシャツを5枚着替えるという毎日を送っています。

最近の練習の中で取り組んでいるのが、バタフライドリル。
1対1のラリーの基本のドリルで、1人がクロス、もう1人がストレートに打ち分けるという内容で(色々なバリエーションあり)、打った後に常にダイレクションが変わるので双方が常に素早い動きと持久力を要求される練習です。
このバタフライドリル、クロスから始まりストレート、クロスと合計8球を続けた所からポイントをスタートする等、目的に応じて条件を加えて練習を行うことが多いです。
8球目まではプレースメントを重視してはいるのですが、ボールの球種、質、タイミングやペースといった駆け引きを行いながら、最後の8球目を待ちます。
このボールで一気にクロスコートに早いタイミングでボールに角度をつけてうつ、または相手がオープンコートをカバーするために戻ろうとしている所にダウンザラインを打つといったことが、相手との駆け引きとして考えられます。

相手が良いボールをダウンザラインに打ってきた場合は、こちらも自分が体勢を整えるための時間をかけたいのでスライスで返球しようとします。
アカデミー生の中には、スライスの構えをみてネットにするすると出てくる選手(これをスティールと私達は表現している)や、相手のスライスの構えをみて回り込みフォアハンドでボールを待つ選手がいます。
そういった選手の狙いをどのように外してやろうという駆け引きが最近の練習の醍醐味です。
かなりの運動量を求められるので非常にきつい練習なのですが、テニスは1対1で、対戦相手との駆け引きが要求されるスポーツであると実感できるとても良い練習です。

このバタフライドリル、初めての方は非常にきついので簡単にやって見て下さいとは言いませんが、これを毎日続けていたら間違いなくコート上でのスタミナがつきます。

ちなみにこのドリル初日、私はトイレ送りになりました。。。

2011年6月16日木曜日

嗅覚を育てる

サッカーで良く耳にする言葉の中で、「ゴールへの嗅覚」というのがあります。
得点機を嗅ぎ分けゴール出来る位置に動きシュートを決める、又は前に抜け出す仲間に決定的なパスを送るということが挙げれるでしょうか。

テニスでもチャンスを嗅ぎ分けるというのがとても大切になります。相手のバランスや状況を見て、ポイントを取るチャンスを逃さないこと。
その為には対戦中に相手をよく観察していなくてはいけません。

またチャンスだけではなく、ディフェンスの嗅覚も非常に大切になります。
相手の強打を事前に見極め、適切なポジション取りをすることで、そのチャンスの芽を摘む事も可能でしょう。

状況判断に優れた選手というのはこの両方の嗅覚に優れているのでしょう。

テニスは決して速いボールを打てれば、素早く動けるから勝てるわけではありません。
ノータッチエースを決めても1ポイント、ディフェンスで相手のミスを誘っても1ポイント。

私達の目指すテニスは守備性攻撃型テニスです。

2011年6月14日火曜日

子どもを育てる為に必要なこと

今読んでいる、前ジェフユナイテッド市原・千葉ジュニア担当コーチの池上正さんの「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」という本の中で何度もはっとさせられる文章に出会います。
その1部を要約して紹介します。
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指導者が自分の教えている子どもをJリーグで活躍する選手に育てたかったら、目先の勝利よりも子どもが本当に楽しめているかを優先すること。子どもが楽しめるよい練習、質の高い練習、100%の力と100%の力の前向きな気持ちでプレー出来る試合をさせてあげること。自分で考えてサッカーをやれる子ども達を沢山育てて下さい。そうすれば、自然と結果はついてくるでしょう。そして、その中から必ず将来プロの世界へ飛び立っていく子どもが出ていきます。

子どもが自分から進んでやるということが本当に大切。
サッカーが大好きだから、一生懸命サッカーをする。大好きだから興味がわき、どうしたら上達するか、試合でうまくいくか、色んな事を自分で気づいて考えながらやってほしい。そういった時間の中で子ども達は、間違いなく上手くなっていく。
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これを読んで頭の中のもやもやが一気に晴れた気がします。
育成に携わる指導者として、何を目指していけば良いのか、そして自分がどういう方向性で子ども達を育てていけば良いのかという具体的なイメージがすごく湧いて来ました。

中学校の教員を経てテニスコーチを始めて7年、指導者としてまだまだ勉強していかなくてはいけません。
「今この時期にこの本に出会えて良かった」と心から思います。

言葉のキャッチボール

海外から日本に電話をすると、たまに相手の話している声が遅れて聞こえるときがある。
皆さんも経験ありますか?

その時は、絶対に長電話をしようとは思えない。
会話というのは言葉のキャッチボールで、タイミングよく自分のグローブに戻って来ないとテンポが崩れてスムーズに話が進まない。

パソコンや電話で、文字を打とうとしていてその変換が遅れるというのも上記と同じ様な気持ちになってしまう。
Facebook、twitterといったソーシャルネットワークが全盛期の今、私も積極的に活用しようとしてはいるが数年前に購入したiPhone3Gでは、自分の気持ちと文字の変換やアプリを開くまでの時間にあまりにも差があり途中で断念することがほとんど。
これではどんどん時代に取り残されていってしまうという危惧から、iPhone4の白を購入した。
無駄にした時間を少しでも取り返そう。

物を購入した時は、こうやって自分を納得させることにしている。。。

2011年6月4日土曜日

フェデラー対ジョコビッチ戦をみて

やはりキーポイントはファーストセットでした。

ファーストセット、ジョコビッチのやっていることは非常に単純で、フェデラーのバックに重いボールをフォアハンドで何度も打ち込み、ストレートに甘くくれば待ち構えたようにフォアハンドのアングルショット。というより角度をつけて叩き込んでいるような感じ。体を目一杯使って打っているからフェデラーのショット以上の速さを感じました。でもこれがひたすら炸裂しているんですよね。フェデラーがまったくボールに触れないということがしばしば。
ファーストセットはブレイクポイント数、ウイナーともにフェデラーが上回っていたものの、本当に必死になって走りに走って取ったセットでしたね。
4-5のサービスゲーム15-40は祈るしか無かったですが、これを切り抜けたのは非常に大きかった。
ここを落としたジョコビッチはまだ笑顔だったのですが、ここがジョコビッチにとっては大きなポイントだったのでしょう。

もう1つの大きなポイントはセカンドセットのファーストゲーム。0-30スタート。
これを取られたらセカンドセット1-6。セットカウント1-3敗退もあるかなと思いましたが、これを切り抜けるとペースは徐々にフェデラーへ。
回り込みフォアハンドや、ランニングフォアハンドダウンザラインが決まり始め、スライスをジョコビッチのバックハンドサービスライン付近に落とす等余裕が出て来ます。
精神的な余裕がファーストサーブの確率をぐんぐん上げていました。
反対にジョコッビッチはかなりナーバスに。ずっと連勝してきましたから、久しぶりに味わう精神状態だったのではないでしょうか。ショットの精度が目に見えて落ちました。あせりがショットを狂わせる。逆に精神的余裕がプレーの質を上げていく。

全てはファーストセット4-5の15-40。セカンドセットの0-30だったでしょう。

これを書いている今、実は試合が終わっていないんです。
セカンドセットの5-2フェデラーリード。
全てはフェデラーが勝利する事を予想しての内容になっています。

明日早いので試合結果はtwitterで確認しようと思います。
ストレートセットでフェデラーの勝利を期待して。
それでは皆さん、さようなら。

2011年6月3日金曜日

YONEX VCORE シリーズ

ラケットをYONEX VCORE98Dに変えました。このラケットは今までのYONEXのラケットとは打球感がまったく違うように私は感じています。インパクト時にぶれる感じがあまりなく、そして競技者のラケットであるにもかかわらず硬すぎるという感覚が無いです。
打っていてとても気持ちが良いラケットです。
VCORE 100Sは女子の世界No1のキャロライン ウォズニアッキ 選手が使っているラケットで、女性の中級者以上の方であれば使えるモデルだと思います。
アカデミーに試打ラケットを準備していますので、興味のあるかたは是非使用してみてください。

2011年6月2日木曜日

すごく理論的


これだけのプレーをする日本人選手がサッカー界にいるんですね。
錦織選手もそうだと聞きましたが、その競技について、自分のプレーについて深く考えている選手でないと大成してはいかないのでしょう。
競技は違えど、非常に参考になります。

2011年5月29日日曜日

こういう姿が大切なんだよね

CIMG5592今日行われたキッズイベントの1場面。プレイヤーズクラスのコウキが、イベントに参加した4歳の男の子と一緒に体操をしています。私達はキッズイベントがあると必ずプレイヤーズクラスのメンバーにイベントのお手伝いをお願いしています。彼らが小さい時に同様に先輩達にしてもらったことの恩返しの1つでもあり、テニスの技術だけではなく、こういうイベントを通して経験したことが、今後の彼らの人生においてとても大切だと感じているからです。
将来、今回参加してくれたキッズの皆も、お兄さん達の姿を見ながら成長して、一緒にお手伝いをする方に入ってくれることでしょう。
そういう意味でも彼らの役割というのはとても大きい。

手前味噌ですが、こういう彼らの姿を非常に誇らしく思います。

キッズイベントの写真はこちらからご覧になれます↓↓
APF_Academies_on_flickr


写真を見て思ったのだが、30歳を迎えて笑った時に出来る目のしわが明らかに増えている。
どうにか出来ないものだろうか。。。





2011年5月19日木曜日

フェデラー派、それともナダル派?



いよいよ全仏オープンが始まりますが、フェデラーとナダルの今回のウエアーも非常に気になる所です。

フェデラーが赤、ナダルが水色のNIKEのウエアーを着る予定だそうですが、皆さんはどちらがお好みですか?

ちなみに私は靴はナダルのシューズ、シャツはフェデラーの赤の方が好み。。。

2011年5月8日日曜日

フェデラーとカシューナッツとコーラと私

ただいま深夜0時。
上海の岡本さんとアカデミースタッフとの楽しい会食後によったタイ料理屋で、フェデラーがナダルにファイナルセットで敗れたのを、塩のよく効いたカシューナッツと瓶コーラと一緒に見届け、夜道をとぼとぼと歩いてきました。

ファーストセットを先取したフェデラー。ファーストセットの1stサーブの確率が45パーセントで80%のポイント獲得率。しかし試合全体では60%の1stサーブの確率で60%のポイント獲得率という結果。
ナダルがブレイクポイント12本中5本を獲得。対するフェデラーは11ポイントのブレイクポイント中2回。
とても興味深い数字です。

それにしてもナダルのサーブは高い確率で、フェデラーのバックハンドサイドに集まります。少しでも甘いリターンがくればフェデラーのフォアサイドにボールを叩き込み、まだ崩れてない場合はフォアハンドでフェデラーのバックの高いところをえぐる。
フェデラーもナダルのボールが少しでも甘ければ、鋭角なフォアハンドクロスコートでネットに詰め、ナダルのバックハンドストレートが浮いてくれば、コートの中に入りバックハンドの高い打点でクロスに切り返す。
フェデラーがスライスでナダルを前後にゆさぶり、ナダルは縦のスイングでフェデラーのスイートスポットをはずす。
かなりの対戦をしていてお互いを知り尽くしているからこそ、色々な駆け引きがあり、そしてそのドラマティックな展開に見るものは自然と魅了されてしまう。

フェデラーがファイナルセット3−5でブレイクポイントを握った時は、拳とカシューナッツを突き上げ逆転への淡い期待を抱きましたが、ナダルのフェデラーへのバック側へのボディーサーブで一瞬にしてそんな思いも吹き飛ばされました。

フェデラーの全仏で勝利を祈りながらも、ラケットと靴はナダルモデルを使用している私。そしてナダルとジョコビッチの決勝が実現すれば、ナダルの勝利を祈るものの、ラケットはジョコビッチのモデルに憧れている私。

明日の決勝戦をじっくりと見て、今後の展開を考えたいと思います。

2011年5月3日火曜日

腹筋のトレーニング効果を3倍に!?

まるで通信販売の決まり文句のようなタイトルですが、ここに気を付けるだけで今すぐにでも腹筋を効率良く鍛えることが出来ます。

実は、、腹筋のトレーニングで体を曲げる際に「息をフーッと強くはくこと」

とっても簡単ですよね。

腹筋はいくつかの層に分かれていて、順に腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋があり、第4層に腹横筋があります。この腹横筋はおなか全体を覆うような状態になっていて、お腹の姿勢を維持するために非常に重要な役割を担っています。これがゆるむとおなかが出てきてしまうのです。
この腹横筋をきちんと鍛えることで、腹筋のトレーニング効果は3倍にも上がると言われています。この是が非でも鍛えたい腹横筋は、呼吸を意識しながら体を曲げることで非常に刺激されてよく使われることになります。

腹筋を鍛える際は、「フーッ」がポイントです。

2011年4月26日火曜日

次に続くのは・・

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アカデミーのブログでも書いたのですが、プレイヤーズクラスの海保レオ君がタイの全国大会の12歳以下で単複優勝しました。
アカデミーが設立して7年目で初めての全国大会優勝者です。
(全国大会はタイ国籍を持つ選手のみしか出場できません)
この快挙を非常に嬉しく思います。
この勝利は、レオ君の努力とご家族の支援の賜物です。
レオ君・海保さん、おめでとうございます。
既に彼は7月のヨーロッパ遠征に向けて動き出しています。すぐに次のターゲットに向けて取り組むこの姿勢が彼の良さなのでしょう。

月曜日のレッスンで、レオ君の勝利を皆で祝うとともに、優勝者のスピーチをしてもらいました。「一生懸命練習していけば、皆も絶対に勝利できる」
この言葉に他のプレイヤーズクラスメンバーは何を思ったか。
「自分も絶対に出来るんだ。次は俺だ!」と次のチャンピオンの座を狙い、行動をする選手がいることを願っています。

どの選手にも平等にチャンスはあります。
そのチャンスを得ようとするのか、それとも逃してしまうのかはその選手次第。
人生をかけれるか、かけれないか。まったく大げさではなく、チャンピオンを目指している又はチャンピオンになる選手はこういう気持ちでいるのでしょう。

タイの選手も1名加わり、ますますタイ語の上達の必要性が増してきています。
私も頑張ります。








2011年4月19日火曜日

ありがとう

昨夜バンコクに戻って来ました。
今回も両親、友人のおかげでとても充実した一時帰国になりました。
離れて暮らしていると、家に戻った時に家族や友人の大切さを身にしみて感じます。
いつも本当に有り難う。

また今回は私が7年前に山形県の中山中学校で教えていた女の子とテニスをしました。
ちなみに今は山形大学に通う2年生(私の後輩)で、時間の流れの速さにただ驚くばかりです。
他にも当時教えていた2名の男子が、山形大学のテニス部で現在活躍をしているようです。

まだ本人達には伝えていませんが、今年のall out challengeのお手伝いに誘ってみようかとも考えています。

そして今回は多くの余震を体験してきました。
大きなものは無かったものの、余震がある度に体は身構え、硬直しました。
私の友人は宮城県の石巻市で復興支援の為のボランティア活動に参加したそうです。
その時の写真を見せてもらったのですが、現地の悲惨な状況に声を失ないました。彼はお年寄りの住む家の後片付けを手伝ったそうですが、津波の為にヘドロやゴミで腐敗臭が蔓延する中での活動は想像を絶するものであったと言います。被災者は今も本当に大変な状況で、まだまだ現地では人手が足りていないようです。
目を背けたくなる程の、厳しい現実です。
そんな中でも前を向きながら、現地で復興を目指す方々に勇気をもらいました。

がんばろう。

2011年4月13日水曜日

どこにいこうか。。

山形に一時帰国で戻って来ています。今日は運転免許の更新、買い物といった必要なことを済ませてTULLY'S COFFEEでゆっくりとネットをして過ごしています。
昨年同様、このお休み中は大阪に行ってテニス関係者の方にお会いする予定だったのですが、大阪-山形のフライトがまったくとれなくて断念しました。

昨日利用した、東京−山形間の臨時便の飛行機は250名満席で、このフライトチケットが取れただけでも運がよかったです。

今回のお休みは山形でゆっくりと過ごす予定で、ジュニア指導をしているテニスクラブにも行きたいと思っていますが、最近山形のテニス関係者とあまり繋がりがないのでどこに行こうか迷っています。。。

2011年4月12日火曜日

7年目の挑戦

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月日が経つのは早いもので、バンコクでテニスコーチを始めてからこのソンクランで7年目になります。
エアコンの無いオフィスで、テニスクラブの立ち上げの為に汗だくになりながらスタッフで奮闘していたのが非常に懐かしいです。

この7年目の目標の1つとして、「タイ語でテニスの指導が出来る位までレベルアップをする」を掲げました。
今は日常生活では困らない程度のタイ語レベルではあるのですが、私の考えをきちんと選手に伝えようと思うと不十分。
タイ人の方に安心してレッスンを受けてもらえるように、そしてタイコーチと一緒にコートにたっても遜色無い程度まで頑張るつもりです。

見た目はタイ人に間違われることがよくあるんですけどね。。

2011年3月31日木曜日

ユーモアセンス?それとも・・・

タイのNo1フリー紙の別冊mocaにてAPF ACADEMIESの紹介をして頂きました。
何度こういった紙面に載せて頂いてもいつも嬉しい気持ちになります。
さっそく実家用と自分用で2部ストック。

取材にご協力頂いた生徒の皆様有り難うございました。



2011年3月27日日曜日

日本人選手の活躍

2007年の11月8日。ホップマンカップアジア予選に出場した17歳の錦織圭選手と同じく17歳の森田あゆみ選手に撮って頂いた写真。

金子コーチこの時の記事はこちらから
http://www.tennis-navi.jp/blog/hidekikaneko//003077.php

ホップマンカップアジア予選2007年結果
http://www.asiantennis.com/latest/Hopman%20cup.htm



この数ヶ月後の2008年2月のDELRAY BEACHでアメリカのジェームスブレイクを倒し、初ATPタイトルを獲った時のビデオを今何度も繰り返し見ています。
目的の1つは18歳になった時の目標とするプレーの設定、そしてもう1つは世界屈指の技術とスピードを持っていると言われるフットワークを研究する為です。

現在錦織選手の世界ランキングは62位。
残念ながら本日Miamiで行われているSony Ericsson Openの2回戦で世界ランキング1位のラファエルナダル選手に4−6、4−6で敗れましたが自身が持つ最高ランキングの56位を更新するのも時間の問題でしょう。
また同じく今日、添田豪選手が中国のPingguoで行われたチャレンジャー決勝で、イギリスのBACHINGER選手に6−4、7−5で勝利し優勝。
これで2週間後のランキングは80位台に上がり、French Open本戦インが当確になったそうです。
添田選手に3週間帯同されていた、シンガポールの越智コーチのサポートもこの結果に結びついた1つの要因でしょう。
添田選手、浜浦トレーナー、越智コーチ、おめでとうございます。

2011年3月25日金曜日

オレンジ軍団

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今回のジュニアチャレンジのT-シャツはオレンジを選んだのですが、大正解でした。
元気な子ども達にぴったりで、すごく似合っています。

春休み特別企画の3日間集中レッスン(Junior Challenge)も今日で2週目が終了です。
日に日に上達をしていく彼らと接していると、いつも子ども達の無限の可能性に驚かされます。
3週目は来週水曜日からの3日間、21名のジュニアで頑張ります。

私の自慢の生徒達の写真はこちらから↓↓

APF_Academies_on_flickr






2011年3月24日木曜日

戦友よ

中村コーチが今日の早朝便で日本に本帰国。
これまでバンコクで一緒に現場で仕事をしてきたコーチでは、最長の3年間を一緒に過ごしました。
沢山の思い出がある中、僕が1番思い出に残っている写真がこれ。
APF DOMEを建設中の現場で一緒に撮ってもらった1枚。
あの時インドアテニスコートが出来上がるまでの期間どれだけ待ち遠しく、そしてどんなに嬉しかったか。あの時の気持ちが凝縮された大切な写真です。

中村コーチから帰国すると告げられてから、納得しなくてはいけない気持ち半面、すごく残念で最後の日に笑顔で送り出してあげれるかすごく心配でした。
でも先ほどスタッフで一緒にご飯を食べ、最後は笑顔で再会を約束して握手をして別れました。
「海外で働いている人は、何か特別な思いがあって来ている。」
英樹さんからよく聞く言葉で、僕もそう思います。
きっかけは色々だけど、私も中村コーチも特別な思いがあってタイで働いていました。
働いているという表現よりも戦っているの方が近いかも。
中村コーチは僕の大切な戦友です。

私はテニスコーチという職業で本気で戦っていきたい。
中村コーチも東京でテニスコーチをされるということだから、またテニスコートで一緒に笑顔で会えることを楽しみにしています。

中村コーチ、また会える日まで。Good Luck!

2011年3月23日水曜日

東北地方太平洋沖地震への寄付

海外からですが、私も何かお手伝いが出来ないかと思いテニスプレーヤーズの募金活動に協力しました。
少しでも被災者の皆様の力になれることを願っています。

【 For the people! 】
「プロもアマチュアも一緒に!」 テニスプレーヤーがすすめる募金活動
寄付のご協力お願い致します。
http://justgiving.jp/c/4434









本気の失敗には価値がある

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「本気の失敗には価値がある」
小山宙哉作の宇宙兄弟という漫画(単行本11巻)の中で主人公である南波六太がいう言葉です。

私は以前読んだ本の中で、「失敗は成功と表裏一体なのではなく、同一直線上に存在している。失敗という点を打ち続けることでいつしか成功に変わっていく」という言葉に出会い、失敗に価値を感じ私の中でとても大切なものとなりました。

今回出会った「本気の失敗には価値がある」は、私のこの考えをさらに掘り下げて深めてくれる言葉でした。

イメージトレーニング研究・指導のパイオニアである西田文郎は本気という言葉を次のように表現しています。
「本気というのは本当の一生懸命である。本気が不可能を可能にする。」

相手を本気にさせる為にはまず自分が本気でなくてはいけません。
今年の私のテーマです。

2011年3月17日木曜日

頑張れ日本!!

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東日本大震災後、常に日本の情報、家族、そして友人の様子が気になる中、そんな気持ちを少しでもまぎらわせてくれる彼らの笑顔。
写真は春休みジュニアチャレンジに参加している子ども達です。

今日は山形は雪が降っていると聞いています。
被災した方の不安が少しでも和らぐ為に、早く春の訪れを祈るばかりです。

2011年3月15日火曜日

東北地方太平洋沖地震のお見舞い

東北地方太平洋沖地震災害によりお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈りいたしますとともに、被災された皆さま、ご家族の皆さまに対して謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早い復興を心よりお祈り致します。

2011年3月10日木曜日

フットワークを大切に

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ITF Bruneiの第1シードのインドネシアのEga選手。(ITF Junior Ranking198位)
18歳ながら身長はそれほど高くなく、体も小さいので一見強そうに見えませんが、今日もシングルス2Rを勝利して明日に駒を進めました。
試合の後何が課題と質問すると「サーブ・フォアハンドの強化が大切です。」
結構この答えをする子が多いです。雑誌やコーチのアドバイスの影響で、この2つのショットを強化ポイントとして挙げる場合も多いでしょう。もちろん「サーブとフォアハンド」は強化しなければいけません。(世界で活躍する選手は今のトップ選手を見ていると必須ではないでしょうか)
でも体の小さい選手が、大きい選手よりもパワフルなサーブ・フォアハンドを打つ事は現実的になかなか難しいのも事実。
そういった選手が何を伸ばさなければいけないのか。
コート上での動きの速さと持久力、1歩目の反応、そして読みといったことを意識した上でのフットワークを強化していくことがキーではないでしょうか。
この第1シードの選手は自分の打ったショットで相手のボールがどこに飛ぶかという読みと、動きでカバーしています。
決してボールの強さはこのトーナメントで1番ではありませんが、ボールの深さ、相手のショットへの読みはこのトーメンとでは上位にいます。

でもフットワークを良くするには、苦しいハードワークをしなければいけませんので、それに耐える心、そしてそのトレーニングをオンコートで発揮できるかどうかというのも大切になってきます。
冬のオールアウトチャレンジで田中歩トレーナー、今回小島コーチとのお話の中でフットワークの重要性を色々とアドバイス頂き、いま再認識しています。

トッププロでは、スペインのフェレール選手、錦織圭選手はフットワークが非常に良い選手です。

明日このEga選手はサーブ、フォアハンドの強いタイの選手と対戦になります。
注目して見たいと思います。

2011年3月7日月曜日

卒業おめでとう

APF ACADEMIES卒業生の長南友貴君が、相生高校を無事卒業したと連絡をくれました。
非常に充実した高校生活であったことが、この写真から伺えます。
卒業後は関西学院大学に進学し、テニスを頑張るそうです。
新天地での活躍を応援しています。

2011年3月6日日曜日

自分のテニスって?

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今日はITF Bruneiの予選1、2回戦が行われ3人中2人が勝利し本戦に進むことが出来ました。明後日から本戦がスタートします。


「自分のテニスをすることが出来ませんでした!」
試合に負けてしまった後に子ども達からの反省でよく聞く、又はコーチが子ども達に自分のテニスが出来なかったな、なんて言ってしまう場面があると思うのですがこれってどうかな?と私は感じます。

テニスは相手がいるスポーツで、相手を負かす為には色々な戦術を使う必要があります。
これは良く私が子ども達に言う事なのですが、例えば自分のテニスのパターンが「チョキ」で相手のパターンが「グー」であればどんなに気合いを入れてチョキを出したとしてもグーに勝てるわけはありません。勝つ為にはパーを出さなければいけないわけです。もちろんこんな単純なことではないのかもしれませんが、相手に勝つ為の方法を常にさぐらなければいけないのがテニスだと私は考えます。
もちろんコートサーフェスが違えば、そこで用いる戦術も変えなければいけません。

私は今回のブルネイ遠征でタイでテニスコーチをはじめて6年で久しぶりに沢山の日本人のテニスのプレーを見ました。
正直「この子考えてテニスしているのかな?」という子がほとんどです。(私の生徒も残念ながらそういう場面が見受けられます。)
試合中必死でチョキを出し続けています。
もちろんそういった子が強い場合もあるんですよ。

私はこれは子ども達だけの問題ではなく、コーチの指導も大きく影響していると思います。
短いボールの処理が悪ければ、その処理を良くするための練習をしなければ良くなることは決してないですし、ディフェンスの場面でオフェンスをしてしまう子には、そのシチュエーションを徹底的に指導するべきです。
でも指導者の設定する練習は単純なクロスラリーを永遠に続けること。
これじゃ本当に大切な問題を解決することは無理ですよね。
想像力を持ってテニスをしなさい。
言葉を並べるだけで、クロスラリーを続けていては想像力は出て来るとは思いません。

日本人は練習量が多く、とても真面目である。
量が大切なのは私はまったく否定しません。でも質の伴わない量はいかがでしょうか。

子ども達のテニスの方向性を決める、彼らを導くことが出来るからこそ、そこには大きな責任があります。
言葉と行動は慎重に選ばなくては。

これは自分への戒めでもあります。

2011年3月5日土曜日

信じること

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Tennis Navi で15歳の西岡良仁君がEl Salvador Junior Open 2011(G4)で先々週に優勝をしたことを知りました。このEL Salvadorとは中央アメリカ中部に位置するラテンアメリカで、海外渡航情報では常に「十分に注意して下さい」が出ている程に、犯罪が非常に多い地域だそうです。
そして今週はCopa Universidad Galileo 2011で決勝まで進出しています。
実際にプレーは見た事がないのですが、泥臭いテニスをしているが、非常に根性のある選手だと聞いています。それ位じゃなきゃ、こんな危険な地域は回れないはず。

昨年この西岡君は今私達が参戦しているITF Bruneiでベスト4の選手で、今年はアジアは回っていません。

一昨年この大会を優勝していて、現在フランスで主に練習をしているという岸リョウタ君は、現在79位で今週はタイで行われているITF Thailand G1にエントリーしているようです。

強い選手は、次の年又は翌々年で、同じ舞台で戦うのではなく次のステージにステップアップしています。

常に同じ舞台でプレーしていては、そのステージに慣れてしまい次のステージで勝つためのプレーのイメージが薄れてしまう又はイメージ出来ないのではないかということを、会場で小島コーチ(長塚京子プロをコーチされていた方)とお話をさせて頂きました。僕も同じ考えです。

その子のレベルにあった現実味のある話をしなければならないことは当然です。
しかし本当に世界を目指しているのであれば、来年この舞台に戻ってくることはないと強い意志をもって戦わなければ、来年も同じスケジュールを組まなければいけないことになるでしょう。

私はこのように自分の子ども達にはアドバイスをしたい。
本気でこれを信じて頑張る事が出来る中の一握りがきっと次のステージに行けるはず。

明日からITF Brunei 予選が始まります。

人としての成長

朝のランニングから戻ってきて、これから食事です。

彼らは今後沢山の人と関わっていきます。
挨拶・食事・行動等のマナーをきちんと学び、人として成長していかなければいけません。

今回、とても多感な中学2年という時期に彼らの人生に携わったわけですから責任を持ってそのあたりを伝えたいと思います。

2011年3月4日金曜日

世界基準のコートって?

ブルネイに無事到着し、さっそく会場のナショナルテニスセンターで練習してきました。
注目はここのハードコート。
球足が遅くてかなり跳ねます。強調させて下さい、『かなり』です。

トップスピンを打てばボールがコートに噛み付いて、一気に跳ね上がり、スライスは1度バウンド時に勢いが止まってから飛んでくるような感覚を受けます。

私達のアカデミーもこことほぼ同じサーフェスなのですが、それ以上にスピンでのボールの上がる角度が鋭い。ボールから目を離すと簡単にフレームショット、又はボールの勢いを押さえきれずにアウトをしてしまいます。ですから明日もこのコートで調整が出来て、試合に臨めるのは非常に有り難いです。私達のチームの3名は1日寝て、明日は今日以上に対応できるようになっていることでしょう。

とても跳ねると強調しましたが、世界基準はこういったコートなんだそうです。
僕は世界各国を回った経験があるわけでは無いのですが、世界を転戦していた全日本チャンピオン、世界で活躍する選手についていたコーチ等が言うことですから間違いないでしょう。

オムニコートの様なボールが落ちた後バウンドの低いコートで磨きをかけたテニスで、本当に何時間でもコートを走り回ることの出来るスペイン人と対等に戦うことが出来るのか。間違いなく『No way』でしょう。

よっぽどの対応力、そして実力的に飛び抜けている選手は例外としているかもしれませんが、他大多数があまりにも違う跳ね方に面食らってしまうのではないでしょうか。

「何とかなるでしょ」こんな安易な考えもあるかもしれませんが、付け焼き刃の技術では最初の1セットは良くてもそれ以降で相手に捕まるでしょうね。

日本で活躍するジュニア選手も何名か来ていますので、どのような対応力を見せるのか注意深く見てきます。

2011年3月3日木曜日

ITF Brunei 遠征

明日からITF Bruneiに4選手を引率してきます。
急遽ですが、4選手と一緒にトーナメントを戦うことになりました。
この4名は中学2年の同級生。
先日のITF Maraccaでシンガポールプレイヤーズクラスの笠原正基がITFポイントを獲得したことで、他3名もこの大会でポイント獲得に意欲を燃やしていることでしょう。

私も今回の遠征はかなり燃えているのですが、これまでの取り組みがどのように発揮できるのか、そして彼らの現状を把握しながら冷静に戦ってきたいと思います。

ブルネイから良い報告が出来ることを願って。。。

2011年2月27日日曜日

ITF Brunei 遠征


3月4日よりITF Brunei にプレイヤーズクラスの町田亮と一緒に行って来ます。
久しぶりのITF Juniorの遠征。非常に楽しみにしています。
亮がどれだけ勝負に対してどん欲に、そして自信をもってプレー出来るかが私はポイントであると思っています。
本当は一昨日から始まっているITF Maraccaにも出場予定でしたが、予選のアルタネイトの番号がかなり後だったので出場をキャンセルしました。結果的にサインをした選手は全員予選に入れたようですが、昨日より亮が熱を出し体調を崩してしまったのでどちらにしても戦うことが難しかったと思います。
今は回復に向かっているようですのでそこまで心配はしていません。
最後良い調整をして遠征にいけるようサポートします。

ITF Maraccaはシンガポールのプレイヤーズクラスで頑張っている笠原正基が予選を3回勝利し、本戦に駒を進めたようです。
昨年のアメリカ遠征でも一緒だった亮と正基。お互いが良い刺激を受けて、次のステップに向けて頑張っています。

2011年2月26日土曜日

トシを重ねるということ

幸せなことに今日30歳の誕生日を無事に迎えることが出来ました。
沢山の方からお祝いのメッセージ、そしてアカデミースタッフ皆さんに祝って頂きました。
本当に有り難うございます。
20代は沢山の良い経験をすることができました。
中学校の先生として教壇に立ったこと、海外生活、世界を目指したテニス指導と、どれもが貴重なものでした。

30代は20代で得た経験を元に、新しいことへの挑戦、そして形として残していくということを目標にしていきます。

本日頂いたお祝いメールの中で、年を取ったのではなく、年を積み重ねたのだという良い表現を頂きました。
今後も良いトシを積み重ねる事が出来るよう、挑戦を恐れず全力で突っ走りたいと思います。
皆様、今後とも宜しくお願いします。

2011年2月24日木曜日

正しい打ち方って?

テニスでこれが正しい打ち方です、というのは存在するでしょうか。

私は正しい打ち方と断定出来るようなフォームとは無いと思いますが、正しいではなく「効率的に力を加えることの出来るフォーム」といったらこれは間違いなくあると答えます。
そのもっとも参考にするべきなのはトッププロ選手の体の使い方。効率的に力を加えることが出来なければあれほどのスピード、精度を出すことは出来ないでしょう。

打ち方自体は千差万別で良いです。昔ながらのクラシックスタイルで打っている方も効率的にボールを飛ばせていればまったく問題は無し。ただし、ボールに上手く力を加える為の基本を外して練習をしていくと、その間違いに気づいて今のフォームから修正するには根気と時間が必要になります。私もこれで多くの時間を費やした経験があります。

その1つの例として、「ボレーは横を向いて打て!」こんなアドバイスを受けた経験はありませんか。もちろんこのアドバイス自体完全に間違いではないと思います。ただどの時点で横を向くのかここが問題です。アドバイスを受けた側はこの言葉の解釈を、「はじめに足と体を横に向いてからボレーをする」と受け取ればそれは非常に力の入らない、苦しい打ち方でボレーを続けることになります。「ボレーは横向き、ボレーは横向き」アドバイスを送っている方はきちんと理解をしていても(もしかしたら非効率的な打ち方をしている場合もある。その方が見本であればイメージからも間違いを犯してしまうので注意が必要)、アドバイスを受け取っている側はその解釈を間違えているかもしれない。アドバイスをする側は、ここを注意しながら言わないと良かれと思ってしたアドバイスがその方の悪い方向に導く可能性だってあります。
だからコーチのアドバイスは非常に重要であると、私は常々感じています。

あくまで大切なのは力の上手く入る、顔の前でボールを捉えるという打点です。この本質を外してのアドバイスは非常に危険です。
前でボールを打とうと思えば「正面を向いて打って下さい」の方が、正しい打点を身につけるためには私のこれまでの指導経験上では有効です。
もちろんこのアドバイスは全員にあてはまるものではありません。
「ボレー後に足は横を向くようにして下さい。しかし顔は正面に向けたままで」ということもあります。大切なのはその方にあったアドバイスをするということ。

じゃあアドバイスをきちんと見極めることが出来ない方は、どうするか。皆さんが練習をして上手くいった方法を続けて下さい。そして信頼のおける人に定期的に確認をしてもらうのが効率的でしょう。1度大きくずれてから直すには、根気と時間、そしてお金がかかりますからね。

それと、試合を中心に練習をされている方も注意が必要です。それだけでは効率よく上達することは難しいのは事実。試合前のストローク、ボレー、スマッシュ、サーブはあくまでWarm up。
プロの選手は決して試合だけを行ってはいません。試合での課題を必ず練習で取り組みます。練習の内容は簡単な球出しからラリーでの練習まで様々です。

上達を目指す方は、試合と練習のバランスをうまく考えてみて下さいね。

皆様のテニスの上達を応援しています。

2011年2月20日日曜日

子ども達の笑顔溢れるジュニアキャンプ

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昨日はタイの祝日マーカブーチャデイ。
22名のジュニアがDOMEに集まり、朝から夕方までジュニアキャンプを行いました。

私達のアカデミーでは、タイの祝日にはいつもジュニアキャンプを企画しています。

1日一緒に過ごす元気な子ども達と練習後の充実した顔から、いつも私もエネルギーをもらっています。

次回は3月中旬から行う、3日間の4セッションのジュニアキャンプ。
今からすごく楽しみです。

昨日のホリデージュニアチャレンジの様子はこちらから↓↓
APF_Academies_on_flickr






2011年2月18日金曜日

イメージを共有すること



近頃iPadの中のビデオや、図を利用してをテニスを指導する場面が多くなっています。

戦術を踏まえた上で球出し練習やポイント練習を行う為には、子ども達にきちんとそのイメージがあるかどうかということが大切になってきます。
いくら指導者が良い練習内容を準備していても、子ども達に指導者と同じイメージがなければその練習の効果というのも半減、いや激減してしまうことでしょう。
「想像力を持って練習して」この言葉がどれだけ無駄なものか。
(もちろんイメージのある子にとっては有効なアドバイスになるでしょう。)
だって子ども達にイメージ自体がないのですから、何を想像しろというのでしょう。
子ども達にイメージが無いのであれば、私達指導者がそのイメージを具体的に提示するしかありません。

例えばフランスで毎日プロ選手のプレーを目の当りにしながら、テニスをしているジュニア選手。かたやいつも山形県のジュニアトップ選手を見ながらテニスをしているジュニア選手。将来的にプレースタイルは明らかに違ってくるでしょう。

「想像出来ない事は実現不可能」

私が大切にしていることです。
目標でも、テニスのプレーでもこれは一緒。
だからいかに子ども達がイメージを作ることが出来るような環境にするか。プロ選手のプレーを毎日見る環境がないのであれば、それに近い環境を作り出すことが重要です。
環境を嘆いているばかりではキリが無いですからね。
まだ実力的には足りないが、海外のトーナメントに挑戦するというのもその場所やトーナメントを自分の目で見てイメージを作るという意味で非常に大切なことです。

言葉だけでイメージを説明してもきちんと伝えることって難しい。
そんな時は絵で見せると1回で子ども達は理解してくれます。

だからiPadなんです。

2011年2月17日木曜日

作戦を立てるということ

この写真はパタヤオープンに優勝したハンチュコバ選手が、次の試合の対戦相手のサービス練習を見ながらコーチと話をしている所。
どのような話をしていたかは分かりませんが、この作戦がばっちり上手くいったのではないでしょうか。
スコアは6−2、6−0 
相手はウズベキスタンの長身選手でした。

2011年2月15日火曜日

友人結婚式

大学時代のチームメイトの冨田君が一昨日結婚をしました。
同級生の4名が久しぶりに集まり、彼の結婚を祝ったそうです。
私は残念ながら参加できませんでしたが、素晴らしい結婚式だったそうです。
トミさん、幸せな家庭を築いて下さいね。

2011年2月13日日曜日

ハンチュコバ選手 パタヤオープン優勝!





バランスの良いサーブと、抜群のボールとの距離。
決勝はイタリアのERRANI選手に6−0、6−2です。
大会を通じて一番安定していた選手ですね。
今後の活躍が楽しみです。

ハンチュコバ選手 今大会の調子の良さはコレか?



ハンチュコバ選手のミニテニスからロングラリーへの様子。
ここまで丁寧にそして正確にミニテニスを行っている、ハンチュコバ選手。
今回のパタヤオープン決勝に進出の背景には、練習の入り方に秘密があった。

マッチポイント ヅボナレワvsPENG 動画



マッチポイントでファーストサーブをワイドに打ち、3球目攻撃。
こういったお決まりのパターンが重要。

ファイナルセット 5-4 デュース



ヅボナレワ選手のドロップショットに目がいきがちだが、この大切なポイントを取る為にコートの真ん中へボールを配給しているヅボナレワ選手のプレーに注目したい。

相手のバランスを崩す



ヅボナレバ選手のバックハンドリターン。相手のバランスを崩す有効なショット。

バックハンドラットショット PENG選手



PENG選手の得意なパターン。
最後はネットしてしまいますが、サーブ後の3球目攻撃は見事です。

2011年2月11日金曜日

パタヤオープン2011 シングルス準々決勝 レポート




今日のパタヤオープンの準々決勝のZvonareva選手対Peng選手の試合は今回観戦した中のベストマッチでした。
私がその試合で感じた事を箇条書きで記載します。

Zvonareva 6-4, 4-6, 6-4Peng(全豪で本戦3回戦で森田あゆみ選手に勝利)

Peng
早いテイクバックで相手の動きをみて、相手の体重ののった方とは逆に打つのが上手い。
バックハンドはテイクバックがほぼ無しの角度だけでコースに返せる(フェイスアップ)のでミスが少ないため、相手へのプレッシャーは大きい。杉田選手と似ている。
ラットショットを使うタイミングなど球種の選択ミスが少ない。バックハンドラットショットも武器。
相手のダウンザラインをクロスコートへの切り返し又は相手が戻ろうとするバランスをみてダウンザラインへ
かなりダウンザラインが効果的でたびたび相手は逆をつかれていた。

Zvonareva
お決まりのパターンのクロス、オープンコートへのダウンザラインのパターンを持っている。
4-4でブレークして次の大切なゲームは全てファーストサーブを入れてキープ。最後はワイドに抜いたスライスでミスを誘う。欲しいポイントでの集中力が高い。
追い込まれても最後にスライスで触って相手のミスを誘う。
後ろに下がりながらの高い打点でコースを隠しながらのバックハンドダウンザラインが相手のバランスを崩してPengが見逃す場面が多い。
セカンドセット相手の逆をつこうとしすぎたか、打点が落ちチャンスボールを決めきれず落とす。
ファイナルセットはオープンコートにしっかり打つことでまた流れを引き寄せることが出来たが、3-4で何度もブレークポイントを凌ぐ精神力はさすが世界トップ3の選手です。

お互いの駆け引きが分かる面白い試合でした。
Peng選手は両手打ちで、かなりボールをハードヒットする選手なのかと思っていましたが、ラットショットを打つタイミングを逃さずかなり戦術を考えて球種を使い分けているのが印象的でした。

ERANI 2-6, 6-3, 6-2 Voskoboeva

昨日の森田選手に引き続き、ERANIは3試合逆転がちです。 
Voskoboevaは1stセットはバカ当たりで、手が付けられない状態。しかし徐々に相手の調子が落ちて来た時に、ERANI選手の安定したプレーが上回り勝利したという試合です。
イタリア人のERANIはウインドミルを多様しているのですが、ミスが非常に少ないということが安定したプレーを支えています。


今回女子のトップ選手の試合を見ていて、僕が想像してたよりもコートの真ん中付近にボールを打つケースが多いという印象を受けた。
ディフェンスの時だけではなく、リターン、ニュートラルの状態でもコート真ん中付近に深いボールを打ち、そこから角度をつけるという展開が多かったです。

ジュニアを見ていて感じるのはかなり難しい所を狙ってのサイドアウトミスが多い。もう少しターゲットを中に設定してプレーをさせていく必要もあるのではないかと感じた。

今日の試合の様子をご覧になりたい方はこちらから

APF_Academies_on_flickr






パタヤオープン2011 コウキ編

パタヤオープン観戦はプレイヤーズクラスのコウキ君との男2人旅。
試合観戦、練習、トレーニングとツアー生活を今のうちから体験です。


憧れのセンターコートに立ちました。既にポーズはまるで4大大会の決勝戦のようです。

センターコートで全力疾走。心なしかいつもよりもストライドが大きい。



ダブルベーグル!!



「次はこの舞台に僕が立つ!」って思っているかな。。パタヤオープンは女子のトーナメントだけど。



いづれこのポーズでの撮影依頼来たときの為に練習です。


最後はいつものコレ。
コーチの肩に頭ががんがんぶつかります。

コウキ、今度はコーチをATPトーナメントに連れて行ってね。

2011年2月9日水曜日

パタヤオープン2011 Special Tuesday

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昨日パタヤオープンに行ってきました。
バンコクのエカマイにあるバスステーションから約2時間でパタヤに到着。
バスの中ではiPadでsocial networkを見て快適バスライフを演出。時間を有効に使うことが出来るのでiPadは最近必須です。ね、健介コーチ。

伊達選手の活躍はアカデミーのWebサイトに書いたので、こちらのブログではハンチュコバ選手・イワノビッチ選手・ヅボナレワ選手を見ての感想を。

まず驚いたのがハンチュコバ選手の安定感。サーブの精度が非常に高く、フォアハンドで構えた時の両足、左手で出来た三角形が非常にキレイで威力も十分。奈良選手に攻められた時はポジションを少し下げ、スライスで何度か返球している場面がありましたがこのような対応をするとは思っていなかったので驚きました。もう少し変化のないプレーをするのかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

イワノビッチ選手はフォアハンドの回り込みのタイミングが良い。相手のスライスや甘いボールを見逃さずに回り込んでいたのが印象的でした。

ヅボナレワ選手はディフェンスが固い。相手もすごく良いプレーをしていたのですが最後は根負けしている感じ。時折、フォアもバックも相手のタイミングやバランスを崩す高いショットを上手く混ぜてプレーしていました。

この3人でもディフェンスの安定度が高かったのはヅボナレワ選手。だから今世界ランキングでトップ3にいるのでしょうね。

攻撃力に目がいきがちですが、防御力というのはテニスで非常に大切ですね。
これはまさしく昨年のアラチャレの課題。

明日、明後日とまたパタヤオープンにいく予定なので、さらに沢山の情報を得てくるつもりです。


アカデミーのWebサイトに、昨日の写真・ビデオをアップしていますので興味のある方はぜひ。
http://blog.livedoor.jp/apfacademies/archives/1676294.html

2011年2月8日火曜日

パタヤオープン2011 伊達公子選手

現在タイのパタヤではWTAのパタヤオープンが行われています。
明日は伊達公子選手、森田あゆみ選手、奈良くるみ選手の1Rが予定されています。
昨年伊達選手は足の怪我の為、残念ながらリタイアをしました。
今年は体調不良で体力的に十分な状態ではないということですが、やってくれることでしょう。
伊達選手独特のタイミングの速いライジングショット、そしてネットへの展開を楽しみにしています。
明日は図ったかのようにアカデミーのお休みですので、バンコクから1時間半かけて私も観戦しに行ってきます。

それではまた明日。。。

明日のOrder of Playです
http://www.pentanglepromotions.com/pattaya-open/OrderOfPlay_2011.html

2011年2月7日月曜日

卒業生の活躍


バンコクに7年前に来て、1番最初にプレイヤーズクラスで指導した生徒が彼ら3人。
昨年のインターハイで一緒になったのだそうです。
1人は個人戦で東京都の冬季ジュニアで優勝という嬉しい報告を頂きました。
私にとって忘れることの出来ない子ども達。
また彼らと同じコートに立てる日を楽しみに、頑張っていこうと思います。

2011年2月5日土曜日

恐るべしiPad

1歳児からお年寄りまで使えることで有名なiPad。
人を満足させるだけでは終わらなかった。
ここにもiPadに魅了されたのが1匹。。。恐るべしApple。

2011年2月3日木曜日

フェドカップ2011 アジアオセアニアゾーングループ1

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5年振りの日本代表の試合の観戦。
前回はタイと日本のデビスカップをラマガーデンで応援しました。
今回初めてフェドカップを見ましたが、通常のトーナメントではない独特の雰囲気がありますね。
日本チームは昨日のカザフスタン戦、今日の韓国戦に勝利しグループリーグトップ通過に王手。ワールドグループプレイオフ進出を願っています。

今回全豪準優勝である中国のLi NaやZHENGを見る事が出来ると楽しみにしていただけに、彼女達が出ないのは非常に残念でした。日本以外はその国のトップの選手が出ていなく、あまり力をかけていないのがうかがえます。

森田あゆみ選手に負けはしましたが、カザフスタンのカラタンチェバの安定したプレーや、しつこさは非常に参考になりました。パタヤオープンでも見たことがあったのですが、この選手に勝つには根気または一発のショットの威力が必要になるのでしょうね。
そのように相手に思わせる選手とトーナメントで1回戦で当たる選手は嫌だろうな。

土曜日の決勝にはプレイヤーズクラスのメンバーが応援に駆けつける予定です。



2011年1月19日水曜日

ZIGTECH



最近何かと目につく商品を出しているReebok。
「EASY TONE」「ZIGTECH」が現在の2枚看板。

「EASY TONE」は女性には歩くたびに美脚・ヒップアップ効果。男性には引き締め効果、メタ簿対策に。

「ZIGTECH」は独特のジグザグのソールが筋肉への負担を減らし、パフォーマンスアップを可能に。

消費者の購買意欲をそそる宣伝文句です。
黙っていても売れてしまう王道のNike,adidasとはまったく別の路線をたどったReebokの今後の展開が非常に楽しみです。

リーボック 日本公式サイト
http://www.reebokjapan.com/index.html

2011年1月8日土曜日

山形からの初参加


今回allout challengeに初参加した齋藤涼太君。
彼は私の出身地である山形から参加してくれました。
ここ5年間このキャンプをやってきて山形からは初の参加者です。
しかも偶然にも私と同じ名前。これは運命を感じます。
来年からこれを皮切りに、山形から沢山のジュニアが訪れてくれることを願っています。

その涼太君ですが、無事白銀の世界の山形に戻り、39,6℃の高熱でダウンだそうです。
かなりの疲れがたまっていたのでしょうね。
涼太、次ぎ会う時を楽しみにしています。

「アイーン」トレーニング?

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今回allout challengeに参加頂いた、田中歩武トレーナーのトレーニングは非常にユニークで私もかなり勉強させて頂きました。
こちらの写真もその中の1つだと思うのですが、、、
どうみても志村けんの「アイーン」にしか見えないよ、ユウサク。

2011年1月6日木曜日

Good サーブを打つ為のグリップ


このグリップで打つ事が大切であるというアドバイスを聞いて、サーブがどんどん良くなってきたタスク。是非これ位のグリップで子ども達には打って欲しいですね。

2011年1月1日土曜日

バンコクより明けましておめでとうございます

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皆様明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

今年も子ども達と一緒に無事新年を迎えることが出来ました。
ただ暑い国でましてキャンプ中ですので、お正月を感じるということがまったくありません。日本のお正月のあのゆったりした時間の流れが非常に懐かしいです。

2011年が皆様にとって素晴らしい年でありますように。