2011年3月4日金曜日

世界基準のコートって?

ブルネイに無事到着し、さっそく会場のナショナルテニスセンターで練習してきました。
注目はここのハードコート。
球足が遅くてかなり跳ねます。強調させて下さい、『かなり』です。

トップスピンを打てばボールがコートに噛み付いて、一気に跳ね上がり、スライスは1度バウンド時に勢いが止まってから飛んでくるような感覚を受けます。

私達のアカデミーもこことほぼ同じサーフェスなのですが、それ以上にスピンでのボールの上がる角度が鋭い。ボールから目を離すと簡単にフレームショット、又はボールの勢いを押さえきれずにアウトをしてしまいます。ですから明日もこのコートで調整が出来て、試合に臨めるのは非常に有り難いです。私達のチームの3名は1日寝て、明日は今日以上に対応できるようになっていることでしょう。

とても跳ねると強調しましたが、世界基準はこういったコートなんだそうです。
僕は世界各国を回った経験があるわけでは無いのですが、世界を転戦していた全日本チャンピオン、世界で活躍する選手についていたコーチ等が言うことですから間違いないでしょう。

オムニコートの様なボールが落ちた後バウンドの低いコートで磨きをかけたテニスで、本当に何時間でもコートを走り回ることの出来るスペイン人と対等に戦うことが出来るのか。間違いなく『No way』でしょう。

よっぽどの対応力、そして実力的に飛び抜けている選手は例外としているかもしれませんが、他大多数があまりにも違う跳ね方に面食らってしまうのではないでしょうか。

「何とかなるでしょ」こんな安易な考えもあるかもしれませんが、付け焼き刃の技術では最初の1セットは良くてもそれ以降で相手に捕まるでしょうね。

日本で活躍するジュニア選手も何名か来ていますので、どのような対応力を見せるのか注意深く見てきます。

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