2011年5月8日日曜日

フェデラーとカシューナッツとコーラと私

ただいま深夜0時。
上海の岡本さんとアカデミースタッフとの楽しい会食後によったタイ料理屋で、フェデラーがナダルにファイナルセットで敗れたのを、塩のよく効いたカシューナッツと瓶コーラと一緒に見届け、夜道をとぼとぼと歩いてきました。

ファーストセットを先取したフェデラー。ファーストセットの1stサーブの確率が45パーセントで80%のポイント獲得率。しかし試合全体では60%の1stサーブの確率で60%のポイント獲得率という結果。
ナダルがブレイクポイント12本中5本を獲得。対するフェデラーは11ポイントのブレイクポイント中2回。
とても興味深い数字です。

それにしてもナダルのサーブは高い確率で、フェデラーのバックハンドサイドに集まります。少しでも甘いリターンがくればフェデラーのフォアサイドにボールを叩き込み、まだ崩れてない場合はフォアハンドでフェデラーのバックの高いところをえぐる。
フェデラーもナダルのボールが少しでも甘ければ、鋭角なフォアハンドクロスコートでネットに詰め、ナダルのバックハンドストレートが浮いてくれば、コートの中に入りバックハンドの高い打点でクロスに切り返す。
フェデラーがスライスでナダルを前後にゆさぶり、ナダルは縦のスイングでフェデラーのスイートスポットをはずす。
かなりの対戦をしていてお互いを知り尽くしているからこそ、色々な駆け引きがあり、そしてそのドラマティックな展開に見るものは自然と魅了されてしまう。

フェデラーがファイナルセット3−5でブレイクポイントを握った時は、拳とカシューナッツを突き上げ逆転への淡い期待を抱きましたが、ナダルのフェデラーへのバック側へのボディーサーブで一瞬にしてそんな思いも吹き飛ばされました。

フェデラーの全仏で勝利を祈りながらも、ラケットと靴はナダルモデルを使用している私。そしてナダルとジョコビッチの決勝が実現すれば、ナダルの勝利を祈るものの、ラケットはジョコビッチのモデルに憧れている私。

明日の決勝戦をじっくりと見て、今後の展開を考えたいと思います。

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