2008年8月3日日曜日

Wise コラム

現在Wiseコラムの原稿を執筆中です。(そんな大層なもんじゃないですが)
1年前に書いたコラムがあったのでご紹介。
なんだかこうやって振り返るとまたあの時の気持ちが蘇ってきます。
コラムの掲載日が決まったらまたご報告しますね。



こんにちは、三和テニスアカデミーの酒井です。1年で「ローン(暑い)、ローンマーク(とても暑い)の2つの気候しかない?」タイで、夏休みをどの様に過ごされましたか。
私達は夏休みジュニアチャレンジ、プレイヤーズキャンプを行ない、朝から夕方までテニス漬けで真っ黒に日焼けしました。

さて今回は6月末から7月中旬までバンコクで行なわれたITFジュニア(トーナメント)に日本・タイのジュニアを引率させて頂いた報告です。そもそもITFジュニアとは何かを説明いたしますと、フェデラーやナダルが活躍しているのがATPツアーで、そのジュニア版といいましょうか。
ただそのITFジュニアでもGrade1~Grade5まで分かれていて、数字が小さくなるほどレベルの高い選手の集まる大会になります。今回バンコクで行なわれたのはGrade4の2大会でした。
今回の結果から述べますと、日本からの女子選手がダブルスでITFポイントを獲得(本戦2回勝ち)
その他の選手が予選・または本戦1回戦敗退という結果になりました。
私達三和アカデミーバンコク校からも5人が出場しましたが、残念ながらITFポイントの獲得はなりませんでした。
ただ、「まだ早い」という言葉はまったく必要の無いものだと感じました。
実力を上げてから挑戦、まだそのレベルではないからではなく、実際に目で見て、肌で感じることが重要でした。これはITFという環境の中で日に日に上達していくジュニアを見ていて切に思ったことです。
まずは環境を知ることが大切で、後の本人が立てる目標や通過地点の設定に大きな影響を与えることになると思われます。少しでも希望がある場合はトライをすること、そしてその環境の中に飛び込み、最大限努力をすることが必要です。
この点では特にジュニア達の無限の可能性を感じました。
また日本から来たジュニアの口から出た印象的な言葉がありました。「海外の選手と話をして楽しかった。応援してもらって嬉しかった」。これは積極的に他国の選手に話しかける女の子、プレーや笑顔で他国の選手を惹きつけた女の子から出た言葉です。この相手を惹き付けるということが、その人の人間力であると思います。この人間力は常に磨いていって欲しいものです。
 これからを担う子供達には、挑戦することを恐れず、常に人間力を高めていくことが出来るように是非育ってほしいですね。

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